「無理をしないでください」を、私たちが大切にしている理由
近年、健康意識の高まりとともに、スポーツジムやパーソナルトレーニングを利用される方は増えています。
筋力トレーニングや運動習慣には
・体力、健康維持
・筋力低下予防
・身体機能の維持
・姿勢や動作の改善
・転倒予防、認知症予防
・生活の質(QOL)の向上
などに役立つ可能性があることが、WHO(世界保健機関)や複数の研究でも示されています。
実際にトレーニングを始めてから、疲れにくくなった、身体が動かしやすくなった、以前より日常生活がラクになった、という変化を感じる方も多くいらっしゃいます。
パーソナルトレーニングにおける事故の現状


一方で、トレーニング中の事故や健康被害について、現在、消費者庁も調査を行っています。
消費者庁の2026年5月公表の調査報告書によると、パーソナルトレーニングにおける事故は2019年1月~2025年12月に196件確認されており、近年増加傾向にあります。
さらに、治療に1か月以上かかったものが約4割を占め、腰から下のケガが半数を超えています。
もちろん、全てがトレーナー側の過失と確定されたものではありません。
しかし、実際に事故や健康被害が発生している以上、トレーナー側にも安全管理やリスク管理が強く求められている時代であることは間違いありません。
私たちパーソナルトレーナーにできること・できないこと

当店でも、
「とにかく高重量をやりたいです!」
「この痛みは筋トレをすれば治りますか?」
というご相談をいただくことがありますが、
「とにかくどんどん高重量をやりましょう!」
「このトレーニングで病気が改善します!」
などの言葉をトレーナーから言われたら、一度立ち止まって考えてみてください。
筋力や筋肉をつけるためには、ある程度の負荷をかけることは大切ですが、その日の体調や疲労、運動経験、フォーム、目的などを考えずに、ただ負荷を上げたり、限界まで追い込んだりすれば、ケガにつながるリスクもあります。
また、パーソナルトレーニングは医療行為ではなく病気を治す手段でもないため、お客様の命に関わる可能性があることを、医師免許を持たない者が安易に診断・断定はできません。
私たちトレーナーは、お客様を限界まで追い込むことではなく、より安全に、そして長くトレーニングを続けられるようにサポートすることが必要だと考えています。
お客様の安全が第一なのです。
痛みがある=トレーニングしてはいけない、ではありません。

ここまで読んで、
「でも、桜ジムの代表だって、痛みがあってもトレーニングしてるよね!?」
と思われた方もいるかもしれません(笑)
実際、その通りです。
自分自身、競技を続ける中で痛みや違和感を抱えながらトレーニングすることもありますし、桜ジムに通うアスリートや競技者の中にも、身体の状態を把握し必要に応じて専門家にも相談しながら、リスクを管理し厳しいトレーニングを続けている方がいます。
しかしこれらは、目的に対して自分の身体にどこまで負荷をかけられるのかを考え、把握・管理した上でトレーニングをしているということで、トレーニングを治療の手段として扱うこと、体の状態を理解せずに無理矢理トレーニングをすること、とは別問題です。
無理をすることが、結果につながるとは限りません

筋力トレーニングは正しく行えば、健康づくりを支える素晴らしい習慣です。
だからこそ、無理をしたが故にトレーニングを続けられなくなってしまっては本末転倒です。
万が一、トレーニング中に強い痛み、頭痛、めまい、しびれ、吐き気などの異常が見られた場合には、症状を軽視して無理に続けることはせず、直ちにトレーニングを中止いたします。
「せっかく来たのだから、もう少し頑張ろう」ではなく、まずは安全を優先します。
症状や状況に応じて、ご家族への連絡や医療機関への相談、緊急性が疑われる場合には救急要請など、必要な対応を行います。
また、月会員様、ビジター様もご自身のトレーニング中に何か体調の異変を感じた際には、遠慮なくスタッフまでお申し付けください。
一方で、この重量では軽すぎる、今日は追い込みたい!という場合も伝えてください。
『今日はここまでにしたい』も、『今日はもっと頑張りたい』も、どちらも大切な情報です。
これからも、安心・安全を第一に、皆さまの健康づくりをサポートしてまいります。
※本記事は、消費者庁の最新の調査報告書およびWHO(世界保健機関)のガイドライン等、公的な資料を参考に作成しています。
※本記事は医療行為・医療上の診断を行うものではありません。疾病や症状については、必要に応じて医療機関へご相談ください。

執筆トレーナー 桜GYM代表 村松優弥
桜GYM
418-0066
静岡県富士宮市大宮町23-25-2F




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